EAA9の効果は?BCAAとどう違う?MPN開発者・中澤氏に聞いてきた

効率よく身体作りをするためには、サプリメントの摂取は欠かせませんよね。国内メーカーで特におすすめなのが、ボディフィットのMPNです。

MPNとは、大手サプリメントメーカーで商品の企画・開発、数多くのVIP選手を担当していた中澤氏が立ち上げたブランド。

中澤氏は、サプリメントの会社で培った知識だけでなく、自身もボディビル出場の経験があるため、身体作りにとことん拘ったサプリメントを開発しています。

MPNは2018年2月に、9種類の必須アミノ酸をすべて配合したサプリメント「EAA9」を販売開始しました。ゴールドジムでの販売は同年6月。

ゴールドジムでの発売初月は500個以上も売れるなど、マッチョから一般人まで幅広く支持されています。今回は、中澤氏に必須アミノ酸サプリメントについてお伺いしました。

EAAとは?

そもそもEAAとは何なのでしょうか。

EAAとは、Essential Amino Acidsの略称で、必須アミノ酸のことを指します。EAAを摂取するメリットは、吸収の速さが挙げられます。

ヒトの身体を構成するタンパク質は、20種類のアミノ酸から出来ています。つまり、タンパク質を摂るより、アミノ酸で摂取した方が早く身体に吸収されるのです。

そのうち11種類は、体内で作りだすことができ、これらを「非必須アミノ酸」といいます。残りの9種類は、体内で作りだすことができないため、「必須アミノ酸」と呼ばれています。

そのため、必須アミノ酸は、食品やサプリメントから補うしかないのです。

EAA9」は、9種類の必須アミノ酸をすべて含んでおり、さらにアミノ酸の吸収をサポートする黒コショウ抽出物「バイオペリン®」をプラス。

また、FAO/WHO/UNUが提案するアミノ酸評点パターンに基づき、必須アミノ酸を配合しています。

1食分付属スプーン山盛1杯(約5g)あたり
エネルギー   :18.7kcal
たんぱく質   :4.4g 脂質:0g
炭水化物    :0.4g
食塩相当量   :0g
ロイシン    :870.3㎎
フェニルアラニン:827.8㎎
リジン     :764.1㎎
バリン     :467.0㎎
トレオニン   :445.7mg
イソロイシン  :382.0㎎
メチオニン   :339.7㎎
ヒスチジン   :254.7㎎
トリプトファン :148.7㎎
バイオペリン®     :2㎎
引用:ボディフィット公式HP

“8種類配合のEAA”が多い理由は健康被害の名残り

海外のメーカー等ほとんどのEAAは、トリプトファンを除く8種類のみ配合しています。その理由は何なのでしょうか。

トリプトファンとは、牛乳から発見されたアミノ酸。牛乳だけではなく、肉や魚、大豆製品、果物ではバナナに多く含まれています。

中澤氏:
「必須アミノ酸を8種類しか配合しない理由は、1980年代後半にアメリカで起こったトリプトファンの健康被害が大きく影響しています。

しかも、日本のメーカーが原因で起こった事件なんですよ。」

サプリ業界からトリプトファンが消えた事件とは

1980年代後半、アメリカで必須アミノ酸「L-トリプトファン」を含むサプリメントの摂取で38名が死亡、1000名以上が健康被害にあう事件が起きました。

アメリカでは、この事件をきっかけに「L-トリプトファン」の添加が禁止されるようになったのです。(※現在では添加が認められています。)

このサプリメントに含まれていた「L-トリプトファン」を製造したのは日本のメーカー。

中澤氏:
「トリプトファンは健康被害が起きた当初『不純物が入っていて、それが健康被害を起こした』と言われていましたが、後に『過剰摂取』が原因と判断されました。

うつ病や睡眠障害の方が、良く眠れるように『睡眠導入剤』としてトリプトファンを単体で大量に摂取した事によるものと言われています。」

BCAAとEAAの違いは?どうやって使い分ける?

アミノ酸のサプリメントを探している人であれば、EAAのほかに、BCAAというアミノ酸を聞いたことがあるかもしれません。

BCAAとEAA、どちらを使ったらいいのか気になりますよね。そもそもどのような違いがあるのでしょうか。

EAAは、先ほど述べたように9種類の必須アミノ酸のことをいいます。一方、BCAAとはBranched Chain Amino Acidsの略称で、バリン・ロイシン・イソロイシンという3つの必須アミノ酸のこと。

BCAAは、必須アミノ酸の中でも特に筋肉で使用される割合が高く、運動に関係するアミノ酸だと言われています。

中澤氏:
「BCAAとEAA、それぞれ特徴があるので、どう使いたいか目的によって使いわけると良いと思います。」

BCAAは「筋タンパク質の分解を防ぎ、疲労を軽減する」

BCAAは、主に下記2つのような働きを持っています。

  1. 筋肉タンパク質の分解を防ぐ
  2. 疲労を軽減すること

①筋肉タンパク質の分解を防ぐ

トレーニング中、私たちの身体は、糖質や血液中のアミノ酸などをエネルギー源としています。

体内のこれらエネルギー源が少なくなってくると、自分自身の筋タンパク質(筋肉)を分解してまで、身体を動かすエネルギー源を作りだそうとします。

このように筋タンパク質の分解が続くようだと、筋力低下になりかねません。

トレーニング中のBCAAが良いとされる理由は、BCAA自体がエネルギー源となるため、筋タンパク質の分解が抑制されると考えられるからなのです。

②疲労を軽減する

トレーニング中、血中のBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)濃度が低下すると、疲労を誘発するセロトニンと呼ばれる物質が増加します。

そのため、トレーニング中にBCAAを補給することは、疲労の軽減につながると考えられています。

中澤氏:
「BCAAは、筋肉の合成にあまり関与しないため、筋タンパク質の分解を抑制、トレーニング中のバテを防止する目的での使用におすすめです。」

EAAは「筋肉をつけたい人」におすすめ

EAAは、必須アミノ酸である9種類すべて(BCAAも)を含んでおり、筋肉作りにとても重要です。筋肉をつけたい人は、BCAAではなくEAAを選ぶと良いでしょう。

トレーニング直後にプロテインの代わりとして飲むのもオススメ!プロテインは、タンパク質をアミノ酸(やペプチド)まで分解する必要があるため、体内に吸収されるまで少し時間を要します。

一方、EAA(アミノ酸)はプロテインと違い、消化(分解)する必要がないため、体内に吸収されるスピードが速いのが特徴です。そのため、素早く筋合成を行うことができます。

また、EAAはプロテインのように腹持ちがよいわけではないので、トレーニング後、少し時間をおいてから食事をとることができるメリットもあります。

EAAとBCAAは混ぜても良いの?

EAAやBCAAに関する質問で「EAAとBCAAは混ぜても良いの?」というものがあります。

中澤氏:
「EAA9には、BCAAが含まれているため、基本的に混ぜる必要はありません。」

サプリメントのコストを下げるために、EAAとBCAAを混ぜている、という人もいるようです。

EAAに含まれるトリプトファンはトレーニングに影響はないの?

トリプトファンは、睡眠に関係するアミノ酸とも言われており、トレーニング前には適さない、という表現も目にします。

実際のところ、どうなのでしょうか。

中澤氏:
EAA9に含まれるトリプトファンは微量。トレーニングに影響するほど含まれていません。」

そもそもトリプトファンは、プロテインやバナナなど、さまざまな食材に含まれています。

トレーニング前に摂取したプロテインやバナナが原因で、リラックス効果が出て集中できなかった!なんてことはないですよね。

EAA9を飲むタイミングは?

EAAは、いつ・どのようなタイミングでの摂取が効率が良いのでしょうか。

中澤氏:
「起床直後やトレーニング前後のタイミングがおすすめです。また、EAA9は溶けやすいので、カーボパウダーと一緒に混ぜてトレーニング中に摂取することもできます。」

まとめ

EAA9は、大手サプリメントメーカーで商品の企画・開発、数多くのVIP選手を担当していた中澤氏が開発した必須アミノ酸パウダーです。味は、爽やかなレモンスカッシュフレーバー!アミノ酸独特の苦味を抑えているので、美味しく必須アミノ酸を摂取することができます。EAA9は、特に、筋肉をつけたい人におすすめです。